浜岡原子力発電所を訪問

フジサンケイビジネスアイの企画で、ロバート・エルドリッヂさん(政治学者。元・大阪大学准教授、元・アメリカ海兵隊外交政策部次長)と一緒に、静岡県御前崎浜岡原子力発電所を訪問しました。

 

追記:訪問時の様子はこちらで記事になりました。

www.sankeibiz.jp

エルドリッヂさんはここは初めてとのことでしたが、私は2回目。

 

前回は原子炉建屋の燃料プールを眺めたりしつつ、高さ22メートルの防波壁(防潮堤)の頂上にも登らせてもらいました。

砂上堤防と二重になっている防波壁、改良盛り土、陸側を囲む防火帯、潜水艦みたいな構造の建物。

地震にはこうだ、津波にはこれだ、外部火災にはこれで、竜巻にはこれだぞといった感じで、いろんな是非があるとはいえ、日本の土木・建築技術の結晶であることは事実。

稼動していない発電所ですが、現在も3000人以上が日夜働いていて、夕方になると出入り口は帰宅者で大渋滞。

風力発電の開発も行っていて、すぐ近くに巨大な風車が建っています。
しかし風車というのも厄介なところがあって、でっかい羽根がくるくるまわるものだから、太陽の光がチラチラと遮られるストロボ効果が出てしまうらしい。
そのため周辺住民からの苦情が絶えないのだそうです。

しかもそれをフルに動かしても、発電できる量は原発の敷地内に予備で置かれている電源車1台分くらい。
まだまだ技術改良を積み重ねていかないといけません。

なんだか、いろいろと不思議な感じでした。