関西学院大学、三田キャンパス

今日の大学食堂訪問(違う)は、関西学院大学三田キャンパス。
取材は数理生物学。
臓器細胞のミクロ構造生成メカニズムのパターン解析についてお話を伺った。

たとえば爬虫類や鳥の多くは卵の形で生まれるが、手足や臓器は決まった場所で形作られる。
虫や魚も、美しい色や繊細な模様は同じ種であれば、一様にほぼ決まっている。
これらの発生現象を三次元空間で、偏微分方程式やフラクタル指数などを用いた数理モデルで理解しようというのが数理生物学だ。

なぜ三次元空間かというと、たとえば肝臓のミクロ構造は、約1ミリ立方メートルの六角柱が積み重なって形作られている。
これは三次元チューリングパターンに沿っており、肝細胞と血管系・胆管系が三次元周期で配されているため、平面で描くのは不可能だろう。

三田キャンパスへは、三ノ宮駅にある神姫バスステーションから向かった。
しょっちゅう通ってる場所なのに、こんなものがあるとは全く知らなかった。
レンガ作りの高架下にバスがぎっしり並んでいて、なかなか味のある空間であった。

毎度恒例の学食ランチ。
ちょっと炭水化物に偏ってしまった感がある。
しかしいくら食べても、大学食堂日記の出版、というわけにはいかないだろうな。
どこのメニューも結構似通ってるし、何よりも味が……(自己規制)。