ウォール・ストリート
冷酷非情なコン・ゲーム。天才たちの頭脳を賭けた頂上決戦。
人智をこえた金融工学による予測不能なマネーゲーム。
そういうのはひとつもありません。
「ソーシャル・ネットワーク」みたいなわくわく感はなかったです。
なんだろう。オムライスのような、幕の内弁当のような、コロッケのような。
けして突き抜けるような味にはならないメニュー(これは僕の偏見)というか。
ただマイケル・ダグラスの「俳優力」はさすがで、画面を観ようという気にさせます。
8年の服役を終えて出所するカリスマ投資家ゴードン(マイケル・ダグラス)。
こいつと彼の娘の婚約者で金融マンであるジェイクの物語。
後半、1億ドルをめぐる駆け引き、じゃなくて単なる詐欺があるんだけれども、それを「え?それで許すの?!」と驚いた。人がひとり死んでんねんで!という突っ込みもある。
本作で判ることは、「投資に必要なのはタネ銭」という厳然たる事実だ。
それくらいかな。
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