下妻物語
茨城県下妻に住み、ロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)がヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)と出会い、数々の騒動に巻き込まれつつ強力な生き様を貫く、というお話。
もしかしたら田舎には今も生き残っているかもしれない、不良のロマンティシズム。
かなりの傑作だった。
生来の真面目さを隠してヤンキーになったイチゴと、その真逆でロココ調に憧れた桃子。
どちらもそのこだわりは、過去の「痛み」によってもたらされている。
だからこそ、彼女たちがお互いに補完しあう姿が違和感なく見える。
自分の道を突き進むには勇気がいるが、ヤンキーにしてもロリータにしても、バカにする人はいるわけで、それを貫くには強くなくてはいけない。
少女たちがその強さを備えて立つ姿が感動的。
あんまり面白いから、2回連続で観てもまだ面白かった。
あと監督、深田、土屋の3人によるコメンタリーが完全にオフ状態でぼそぼそしゃべっていて、これまた良かった。
[amazon_link asins=’B0002X7IXC’ template=’AmazonJP’ store=’mrtksfriereco-22′ marketplace=’JP’ link_id=’8b6becb4-bb4a-11e8-a9e9-b162b3f549e2′]
-
前の記事
ウォール・ストリート 2011.09.08
-
次の記事
レクイエム・フォー・ドリーム 2011.09.12