読書

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読みました『ニコライ二世とアレクサンドラ皇后 ロシア最後の皇帝一家の悲劇』

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革命前のサンクトペテルブルグは「北のヴェニス」「雪のバビロン」と呼ばれ、イタリアの建築とフランスの調度によって壮大華麗に彩られていた。人々はチャイコフスキーやボロディンを聞き、ドストエフスキー、プーシキン、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、トルストイを読んだ。 ニコライ二世とアレクサンドラ皇后―ロシア最後の皇帝一家の悲劇 作者: ロバート・K.マッシー,Robert K. Massie,佐藤俊二 出版社/メ […]

新人OL、社長になって会社を立て直す

前作『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』の続編となるビジネス・ライトノベル。 舞台は都内イタリアンのお店。 読み始めた時は「平凡な、あまり売れない店」だったものが、終盤では読者である私も「この店なら通ってみたい」と思わされるほどに変貌します。 問題は、どのように戦略を立てるべきか。 もちろん「ものすごく美味しい料理を作る」とか「めちゃくちゃ安くする」といった話ではありません。 今ある条件の中 […]

大震災 欲と仁義

空き時間に読んだ本。 一冊目は荻野アンナ「大震災 欲と仁義」。 前半は副題の「欲と仁義」の仁義編にあたる。 つまり避難所で見たいい話が書いてある。 問題は後半、「欲」の部分。 避難所で起きる支援物資の私物化問題。 その中には誤解もあるし、謎のままの部分もある。 人は物事を隠されると、そこに裏があると勘ぐります。 しかし隠すには隠すだけの、やむをえない事情もある。 人間の日常は清濁いろいろあってグレ […]

星を継ぐもの

月面調査隊が、真紅の宇宙服を着た死体を発見。 チャーリーと名付けられたそれを調べると、死後5万年以上たっていた。 外見は人間と変わらない。これは一体? 中学生時代に本作を読んだアホの私は、「ページが真っ黒で難しくてわかんな~い」と、 読むには読んだがほとんど頭に入ってなかったのだった。 先日3時間ほど電車に乗る用事があったため、 時間つぶしになると思ってカバンに放り込んだ。 それで読み返すと、めち […]

伊藤計劃『虐殺器官』

前から読もう読もうと思っていて、やっと読み終わった。 近未来。主人公は米情報軍の特殊部隊員。 先進諸国は徹底的な管理体制でテロを一掃するが、途上国の内戦や大規模虐殺は急増。 その混乱の陰には、常にひとりの男がいた。 大量殺戮を引き起こす“虐殺器官”とは?というお話。 前半は眠かったが、後半はぐいぐいと。 つい10年ほど前まで「第3次世界大戦」という言葉が割とリアリティがあった。 どうも最近は、殴り […]

好きな歴史系漫画

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最近、歴史ものとして書かれた漫画のレベルがもりもり高くなってきてると思いませんか。 史実と創作がわやくちゃにならないように、膨大な情報をうまく消化している作品が多いと思います。 編集者個人がよほどの好き者なのか。歴史やってる大学院生あたりが動員されているのか。 それともそういうのを調査する専門集団でもいるのか? 私個人としては、高嶋さんの資料調べは全般的にやらせてもらってますが、『乱神』のときは鎌 […]

画太郎先生ありがとう

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私が尊敬する漫画家のひとりが漫☆画太郎先生なのでありますが、先生の第1回ジャンプGAGキングを受賞した後に、季刊ジャンプに掲載された読み切り作品が「エスカレーション」です。 高校3年生の時に描いた作品らしい。 私は立ち読みでこれを見て、あまりにも笑ったと同時に衝撃も受け、思わずこの「エスカレーション」だけを切り外して保存してしまいました。 ですので、単行本としては「画太郎先生ありがとう いつも面白 […]

ポプコム最終号

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本棚からまた発見しました。 往年のパソコン雑誌「ポプコム(POPCOM)」の最終号です。1994年3月号。 表紙イラストはくつぎけんいち氏。 この通り、目次にでっかく「休刊のお知らせ」とあります。 休刊ですから必ずしも最終とは限らないんですが、休止したCOMPLEXが活動再開するとは思えないのと同じくらい、休刊した雑誌が復活するなんてことはまずない。 たまに、「Oh!X」のように3年を経て不定期に […]

iMac登場の頃

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本棚から、なつかしい雑誌が出てきました。 Appleが初めてiMacを発表した直後の、「マックピープル(MacPeople)」臨時増刊です。 1998年9月1日号。 この当時、Appleはスピンドラー時代にめちゃくちゃになった生産ライン、開発ラインをギル・アメリオがなんとか立て直そうと四苦八苦して、そこへジョブズが戻ってはきたものの「Think Different.」という広告キャンペーンでなんと […]