龍谷大学でそういう統計学があるのかと知る

龍谷大学でそういう統計学があるのかと知る

今日は龍谷大学瀬田キャンパスで。森林生態学(樹木個体群の動態の解析)、また里山の現代的な利用方法について取材。
今日も面白い話がたくさん聞けた。

森とは、何も知らずに見れば単純に「樹木がたくさん集まっている場所」でしかない。
しかしそれらの樹木がどのような成長曲線を描いているかは、環境条件によって複雑に変化する。
この場合、一本の木を調べても解ることは少ない。
なぜなら、まず地下では木の根が隣り合う樹木同士で水分を奪い合ったり、あるいは根と根がつながって協力関係にあったりするからだ。
もちろん隣り合うのは同じ種とは限らないから、そのパターンは無限に広がる。

他に気象、土壌、棲息する動物、昆虫、菌類などとの関係も考察しなければならない。

現代の統計学の確立者であるロナルド・フィッシャーは遺伝学者・進化生物学者でもあったので本来はこちらが本流なのだろう。
統計学というと世間は数学と捉えがちだが、どこを観察して規則性を取るかは国語力の問題でもあり、そもそも複合的な学問なんだなと感じた。

で、あいかわらず学食でランチ。