ブラック・スワン

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これは怖くて、痛い映画。
単純にホラーなシーンもあるが、そういうストレートな意味ではなく、精神的な方。

演劇にかぎらず、何かしら「表舞台」に立とうとして行き詰まった、
限界を感じた、打ちのめされた人に深く突き刺さるような棘がある。
でもそれって、立ったことのない、その世界に真の意味で入門したこのない人には絶対に判らないことでもある。

なりたい自分、なれない自分。
外に見える自分。他人からは見えない自分。

ただまあ映像的には、サイコスリラーといえば聞こえはいいが、
「なんでもあり」になってしまっているとも言える。

本物のバレエを観てみようか、そう思えた作品ではあった。