AJC関西・第1回定期勉強会
2018年6月19日、AJC関西の第1回目となる定期勉強会を、神戸市中央区の兵庫県私学会館で行いました。
学習塾より22名、私立中学・高等学校より4名、教育関連企業より7名の合計33名の方がご参加されました。
第一部として公益法人チャンスフォーチルドレン(CFC)理事で兵庫県立大学客員教授もつとめておられる能島裕介さんに「学校外教育バウチャーの実例を通じた、塾・学校・企業が連携するビジネスの可能性」と題したご講演をいただきました。
CFCは主に経済的な理由で塾などに通えない子どもたちに、学校外での教育機会を保障するクーポン券を提供する活動を行っています。
AJC関西では今後、CFCと提携して企業などからの寄付金を募り、加盟塾で利用してもらえるようにする連携事業を展開すべく準備を進めています。
第二部は、株式会社授業学研究所所長をつとめる大矢純さんに「塾的・学校的アクティブラーニング実践が主体的・対話的で深い学びを作る」と題したご講演をいただきました。
塾・学校それぞれの場面で、授業にアクティブラーニングをどのように導入すれば、子どもたちのやる気を引き出すことができるのか。準備段階から実際の組み込み方、また問題点や課題の解決について非常に実践的な講演となりました。第一部の講演と合わせて、参加者の皆さまは皆、熱心にメモを取られながらお話を聞いておられました。
終了後のアンケートでも、以下のような声をいただいています。
「全ての子供への温かい眼差しに改めて感銘を受けました」
「民間教育の社会の中での存在意義・役割や私塾の少子化の中での生徒獲得等を考えれば非常に有効で意義深い話だと思います」
「塾のバウチャーという新しい発想で勉強になりました。兵庫県は震災を経験しており、子供達に対する支援の芽は相対的に高いと思います」
「もっともっと話を聞きたいと思いました」
「具体的なテクニック等、参考になるお話を多く聞けました」
「今後の塾の運営について大変参考になりました」