邦画

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観てきました『この世界の片隅に』

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観たいなあ、観たいなあと思いつつ時間がなく、ようやくにして、シネリーブルで『この世界の片隅に』を観てきました。 konosekai.jpこれは『シン・ゴジラ』みたいに「ここがよかった、あれが面白かった」といったことが言えない。本当は言えるんだけれども、下手に言うとこの作品を安く売ったみたいな気になってしまう。それでもって、感動もした。感動したんだけれども、「泣けました!」みたいな安易なことは、やっ […]

宮崎駿『終わらない人』その2

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もう誰も気にしてないと思いますけど。 gogotsu.com先日からずっと、宮崎駿を追ったNHK『終わらない人』のことをちょこちょこ考えていて、急に「あっ!」と思い至りました。あの、宮崎駿がドワンゴの川上量生氏を罵倒するシーン。あれは「人間の尊厳」とか「生命への賛歌」といった話ではない。 というのも、スティーブ・ジョブズの人間性を説明するエピソードに、「1週間前、ボロクソに罵倒した社員のアイデアを […]

『シン・ゴジラ』無事3回目

昨日深夜、無事帰宅しました。結局昨日も、ギリギリ2時間の空きを作って新宿のIMAXで観賞。3回目。我ながら病気。観てない時間が禁断症状みたいになっている。 自衛隊と在日米軍はともにゴジラに完敗するわけだが、日本政府が繰り出す対ゴジラ最終決戦兵器の名は「無人在来線爆弾」。これだけでも本作を見る価値がある! 「無人在来線爆弾」。繰り返してしまったが、この熱血感あふれる言霊の力といったら。品川でボロクソ […]

『シン・ゴジラ』鑑賞2回目

成り行きで、電力会社の偉い方と2人で観賞。 日本の原子力行政について、電力会社や原発の問題点を忌憚なく(しかも現場の実情やデータ込みで)話せる貴重な方です。 映画館を出た後はずっと、「あのシーンはどうだったか」「これについてはどう感じたか」みたいなことを話し合ってました。 1回目と2回目で観ていて変化したのは、ゴジラに対する感情。1回目はひたすら怖かったのが、2回目はゴジラが哀れでなりませんでした […]

シン・ゴジラにドはまり中

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3日前に観ていらい、ずっと仕事の合間に『シン・ゴジラ』のことばかり考えている。『シン・ゴジラ』は邦画の将来を思えば、何がなんでも大ヒットしてほしい。なぜなら本作には、分かってない連中がくりだす「売れるしかけ」が一切ないからだ。 物語を停滞させるだけの、ヘタクソな家族愛・人情話・恋愛模様は一切ない。(一応言っとくが、私は恋愛モノ、家族モノ、人情モノは大好き。ここで言ってるのは「とってつけたような、ヘ […]

『シン・ゴジラ』をレイトショーで観賞。

怪獣プロレスを期待する人には全く向かない。 ただしゴジラによる圧倒的破壊描写は激アツ。最初に蒲田から上陸して品川に向かって北上するシーンも、陸海空全自衛隊による多摩川絶対防衛ラインも、東京駅での無人車輌による集中攻撃も手に汗握った。 で、怪獣パートも良かったけど、人間パートも凄く良かった。 本作の主眼にあるのは「人知を超えた大災害に、私たちの社会はどう立ち向かうのか」であり、自分的には最高だった。 […]

『夢と狂気の王国』を観てきた感想

16日はシネマズミントのサービスデー(1,000円)。というわけで観てきました。『風立ちぬ』の制作に追われるスタジオジブリをとらえたドキュメンタリー。 僕は宮崎駿の声が大好きです。俳優・声優でそういう人っていないですけど、宮崎駿の喉に何かからんだ低い声は、ずっと聞いてて飽きない。で、この作品は全編、宮崎駿がぶつぶつつぶやきます。たまりません。 以下、観てきたばかりの感想書きます。長いです。 宮崎駿 […]

毎日かあさん

西原理恵子のエッセイコミックを映画化。 漫画家のサイバラと、元戦場カメラマンの夫。 夫はアルコール依存症から入退院を繰り返し、ついには死を迎えるまでのお話。 前半「ダメ親父」だった夫が、後半本当に「親父がダメ」になってしまう。 笑った分、悲しみの揺り戻しが来ます。 全体的な骨組みは、以前観た『酔いがさめたら、うちに帰ろう』と同じです。 実話だから当たり前ですが、あちらは夫(鴨志田穣)の原作ですから […]

下妻物語

茨城県下妻に住み、ロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)がヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)と出会い、数々の騒動に巻き込まれつつ強力な生き様を貫く、というお話。 もしかしたら田舎には今も生き残っているかもしれない、不良のロマンティシズム。 かなりの傑作だった。 生来の真面目さを隠してヤンキーになったイチゴと、その真逆でロココ調に憧れた桃子。 どちらもそのこだわりは、過去の「痛み」によ […]

ぐるりのこと。

ひと組の夫婦の、破壊と再生というか。 本作は演出上イライラすることがあって、最たるは「黒い丸ワイプでシーンが切り替わる」こと(サザエさんのエンディングみたいなやつ)。 別に面白いシーンじゃないんですよ。暗くシリアスな場面でもそれをやる。変なの。 ただまあ、怒り泣きしてる最中でもお腹すいたな、とか、こいつ殺したいと思っていても同時に鼻毛がかゆい、とか、人間色々同時に考えることはあるわけで、ひとつの感 […]

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