邦画

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8月に観た映画まとめ

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8月分は以下。 ハート・ロッカー 2004年夏。バグダッド郊外。アメリカ軍爆弾処理班の若者3人の38日間の任務を描く。 明確で筋道だった物語はなく、「戦争モノ」というより「戦争」を描こうとしたのかな、というのが率直な感想です。 通常、物語では「その現場に放り込まれた人間は、何を感じるか」が大きな焦点となります。ですから、普通は知らない仕事や場所というのは、それだけで魅力になる。その「現場」の最たる […]

クワイエットルームにようこそ

フリーライターの主人公。目覚めると閉鎖病棟で手足を拘束されている。 やってきた恋人に聞くと、どうやら睡眠薬のオーバードーズで倒れたらしい。 なぜこんなことに? 自分は何をしたのか? というお話。 精神病院にいるまともな主人公、というと「カッコーの巣の上で」を思い出すが、 こちらは途中から主人公もまともじゃなかったことが明らかになるという、ミステリー仕立てとなっている。 ただし重い話題を軽いノリで料 […]

7月に観た映画まとめ

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先月から毎日1本ずつ映画を観ることにした。 最初の7月分は以下。 ペルシャ猫を誰も知らない イランの若者たちを描く青春群像劇。ちゃんと物語はありますが、​ほとんどドキュメンタリーのような映画。片田舎で純真な少年が、​みたいな「よくある中東映画」とは違います。 西洋音楽が厳しく規制されているイランでは、ロックは純粋に「俺​たちには叫びたいことがあるんだ!」というメッセージを表現する​手段。けれど許認 […]

映画『少女たちの羅針盤』感想

先月、映画「少女たちの羅針盤」を観てきました。言いたいことがたくさんあるので、ネタバレ有りの感想を言います。まず、あらすじ。 新進女優の舞利亜は、映画の撮影ため廃墟となったホテルに赴くが、撮影開始直前になっても脚本が届かず、ホテルの壁に不気味な落書きをされる。誰かが自分を陥れようとしていると感じた舞利亜は、4年前の高校時代、友人たちと結成した女子高生劇団「羅針盤」で起きた殺人事件を回想する。現在と […]

映画で観る第一次大戦(1)

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チャーチルは、第一次大戦(1914~1917)についてこう言った。 「戦争からきらめきと魔術的な美がついに奪い取られてしまった。アレキサンダーや、シーザーや、ナポレオンが兵士達と共に危険を分かち合い、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。そんなことはもう、なくなった」 それらがとっくに消滅していたのであれば、こんなことは言わないわけです。 以下を観ていただければわかると思うのですが、第二次大戦と […]

2日連続時代劇

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一昨日、銀座のTOHOシネマで『十三人の刺客』を観てきました。 三池崇史監督で、出演は役所広司、稲垣吾郎、山田孝之、松方弘樹、沢村一樹、六角精児、波岡一喜、伊原剛志、古田新太、伊勢谷友介、市村正親など。 2時間半という長い尺で、ずっと泥だらけの男だらけ。 古い名作のリメイクということですが、元が1963年ということで観てません。 悪役の稲垣吾郎がとんでもない悪さで、これがもうすんばらしい。 「善悪 […]

先月観たもの一気に

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『ノーカントリー』 いろんなところで「悪役がすごい」っていうので観ました。確かにすごかった。 初登場でいきなりものすごい脱出してみせて、ヒッチハイクするシーンの不気味さがすごい。 こんな異常な雰囲気を出せる人はなかなかいない。 まず基本的に「でかい人」というのは、魅力と同時に恐怖の対象でもある。 笑ってても怖いし、怒ったらもちろん怖い。 むしろその恐ろしさが目を離せない魅力となって、こちらは引き込 […]

最近観た映画

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別に最新作じゃないです。 「ジュリーとジュリア」 実話がベースだそうです。往年の実在した料理研究家ジュリア・チャイルドと、そのレシピを1年で達成してそれをブログにアップしまくるジュリーの物語。 メリル・ストリープってこんなに大柄だっけ?と、ものすごく不思議だったが、彼女が扮するジュリア・チャイルドが大柄だったということらしい。 料理に関する描写と、ジュリアの年代記は面白かったが、物語全体としては「 […]

塩屋俊監督『ふたたび』初号試写

今日は京都太秦にある松竹の撮影所に行ってきました。 塩屋俊監督『ふたたび Swing me again』の初号試写が行われました。 会場には、出演している陣内孝則さん、佐川満雄さんも来ておられました。 で、隣にすわった人が、名刺交換したのであろう名刺を見ていました。 チラ見したら、井野瀬さん(甲南大学の学長補佐)のものだったので、あれっ井野瀬教授来てんの?と思って周囲を見渡そうと思ったら、上映が始 […]

映画『南極料理人』

昨日は映画の日だったので、『南極料理人』を観てきました。最初から最後まで面白くて、とても幸せな気持ちで帰宅できる映画でした。お話の舞台は、1997年南極観測隊、ドームふじ基地。そこへ極地研の学者や、通信社、車輌メーカーからの出向者、医者を加えた8人の男たちがやってきます。主人公は海上保安庁からやってきた、調理担当の西村(堺雅人)。そして男たちの400日以上にわたる「単身赴任」が始まる、というもので […]

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