iPadを触ってみた

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今さらかもしれませんが……。
iPadがやってきたので、触ってみました(自分で買ったわけではないので、おそるおそる)。
箱がものすごい上げ底でびっくりした。
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裏面がきれい。こういうところがちゃんとしてるのは、素直にすごいなと思える。
初代iMac買った時も、後ろからしげしげと眺めたものでした。
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画面もきれいです。iPhoneと違ってキーボードも打ちやすい。大きいことはいいことです。
でも一般的なキーボードみたいに、キーに指を置いたまま休めないのがしんどい。
あと、巷で言われるほど重くはないです。
ちなみにiPad Wi-fiで680グラム。文庫本は200グラムくらい。
あれ……数字で把握した途端に重く感じてきました。
最初起動したら、いきなり「とっととiTunesにつなげろ。おら。iTunesだよ、iTunes。わかってるよな?」と命じられます。
あーこの感じ、Appleだわ。懐かしい。
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※ちなみに、iPadでスクリーンショットを撮るには、ホームボタンとスリープボタンを同時押しです。
カシャっと音がして、「写真」に保存されます。


で、ユーザー登録をするんですが、当たり前のようにクレジットカード情報を登録させられます。
VisaとかMastercardとか選べよ、と。「カード持ってません」という選択肢がない。
「一応、なんつうんですかね。お客様に少しでも快適にお使いいただけるようにですね、一応ですよ、一応。念のため、ここにちょこっとクレジットカードの名義、番号、期限、セキュリティキーなんて書いてくれちゃったりして。そんなことお願いしちゃってよろしいかしら?」
ではなく、
「カード持ってんだろ。書け」
という感じです。
こっちだっていずれ入力してやるつもりではいたが、まだiPadというやつが何者かも判らないというのに、やすやすとそんな情報をくれてやるわけにはいかん。
どうにかして入力せずに登録を済ませようとしてみるのだが、
あっちに逃げればササッと走ってきて通せんぼ、こっちに逃げてもササッ、みたいな感じでエラーメッセージが出る。
この野郎……とムカついたので、絶対にここは入力せずに通過してやる!と決意。
まず登録はせず、未終了のままにしておく。
それからAppStoreに入り、無料アプリを「購入」する。
そしたらそこで「新規アカウントの作成」ができる。そっちなら、「カードなし」が選べる!
ふっ……こんな板っきれが人間様に勝とうなんざ、100年早いんだよ。


とりあえず、業界(なんの業界?)でも話題の「i文庫HD」を買いました。
(すぐにカード登録しました。いきなりゴーマンに入力させられそうだったから頑張ってしまったわけで、別に絶対入力したくないわけではない)
これは完成度高いですね。きれい。かっこいい。触ってみたくなる。
ところが……。
さっそく芥川龍之介あたりを開いてみるんですが、どうにも読めない。
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画面はきれいだし、本当にページをめくってるような感覚にならないこともないんですが……。
なんでだろう。読んでいても全然楽しくない。
文字がならんどるね。よしわかった。じゃあまた今度。そんな感じ。
いくら高精細の液晶だっていっても、紙の解像度(?)には勝てないし。
……だめだな。新しいものの欠点を探そうとするのは老化の証拠。
「電子書籍」というビッグウェーブに乗り切れてないんだ。
もう自分は若いと思っていてはいかんのだな。時代遅れの男になったのだな。
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コミックも試したけど、やっぱりしんどい。読んでられない。
でも、もう手に入らない絶版本なんかはいいかもしれないですね。


IMDb。映画関係者のデータベース。
こっちの方がよっぽど読める。なんでかなー。
たぶん私の頭の中で、「電子機器は情報を得るもの」という固定観念があるんでしょう。
情報だったらどんどん読める。
これが「読み物」になると頭が拒否するんですなあ。
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↑言われてみれば確かに似ているクリストファー・ノーランとレオナルド・ディカプリオ。