完全なる報復
典型的復讐モノだと思ったら、全然違った。
なんと映画が始まって3分で家族を殺され、さらに冒頭30分で復讐完了。
えっ、話が終わっちゃうじゃん。どうすんのと驚くも、そこから怒涛の展開。
そもそも主人公は妻と娘を2人組の強盗に殺されたのだが、成績第一の検事が主犯と司法取引。
従犯を死刑として主犯をたったの禁固5年とした経緯がある。
しかし検事にも言い分はある。いわく違法収集証拠だった、失敗すれば2人とも無罪になってしまう云々。
ならばと主人公が標的に定めたのは、国家の司法制度そのもの。
家族の死から10年を費やして遠大なる報復計画を練り上げる。
ただ荒唐無稽すぎて「すごく賢い中学生が考えた」みたいな作品。
バカらしくも清々しく、思わず手に汗握る自分がいた。
男として、どうせ復讐するならこれぐらい徹底的にやらんかい、という気持ちも抑えきれない。
ただし後半はちょっと興ざめ。ただのオッサンがここまでやった、というのが良かったのに。
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