知らなすぎた男

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弟を訪ねてロンドンにやってきた主人公。
しかし構ってられない弟は、主人公を流行の「観客参加のライブ演劇」に連れ出す。
ところが主人公の元に来たのは本物の殺し屋だった、というお話。

シチュエーションコメディの傑作とのことで観た。
主役のビル・マーレイの佇まいが良く、少々強引・不自然でも、
こいつならしょうがないという空気をまとっている。そこがすごい。

警察、諜報部、外務省、殺し屋、拷問魔など次々に現れるが、
主人公は作り物と思ってるから平気の平左。
国家の陰謀うずまく危機の連続なのに、自信満々で切り抜ける(本人は切り抜けてる自覚がない)。

何もかみあってないのに、なぜか辻褄が合っていく不思議。
普通ならどこかで気づくのに、どこまでも気づかない。
最初から最後まで大笑いした。

三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」を観て、
面白いんだけどなんか物足りない、なんか違和感がある、
と感じていたが、僕が観たかったのはこういうのだ。

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