洋画

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映画で観る第一次大戦(1)

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チャーチルは、第一次大戦(1914~1917)についてこう言った。 「戦争からきらめきと魔術的な美がついに奪い取られてしまった。アレキサンダーや、シーザーや、ナポレオンが兵士達と共に危険を分かち合い、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。そんなことはもう、なくなった」 それらがとっくに消滅していたのであれば、こんなことは言わないわけです。 以下を観ていただければわかると思うのですが、第二次大戦と […]

先月観たもの一気に

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『ノーカントリー』 いろんなところで「悪役がすごい」っていうので観ました。確かにすごかった。 初登場でいきなりものすごい脱出してみせて、ヒッチハイクするシーンの不気味さがすごい。 こんな異常な雰囲気を出せる人はなかなかいない。 まず基本的に「でかい人」というのは、魅力と同時に恐怖の対象でもある。 笑ってても怖いし、怒ったらもちろん怖い。 むしろその恐ろしさが目を離せない魅力となって、こちらは引き込 […]

インセプション

大阪梅田のブルク7で、先行上映のレイトショーがあったので、観てきました。 そのまえに1時間ほど持ち重なりしまして、近くの喫茶店に入ったんですが。 左隣に座ったのが40代男×1+10代女×2。 右隣が50代男×2。 左から聞こえてくる会話が、 「俺、今までやった女、ぜんぶ動画とってあんねやけどさあー」「えーキモーイ」 といった感じで、笑えもしない、単なるきついシモ話が延々と続く。大体どういう関係なん […]

最近観た映画

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別に最新作じゃないです。 「ジュリーとジュリア」 実話がベースだそうです。往年の実在した料理研究家ジュリア・チャイルドと、そのレシピを1年で達成してそれをブログにアップしまくるジュリーの物語。 メリル・ストリープってこんなに大柄だっけ?と、ものすごく不思議だったが、彼女が扮するジュリア・チャイルドが大柄だったということらしい。 料理に関する描写と、ジュリアの年代記は面白かったが、物語全体としては「 […]

むなしい休日

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日曜日は家にひとりでおりまして、古い映画を観てました。 まず「ソドムの市」。グロ映画です。 1975年製作ですから、もう30年以上前か。 大戦後、ファシスト残党が支配するイタリアの架空の街が舞台。 マルキ・ド・サドの『ソドム百二十日』が原案になってます。 原作の方は澁澤龍彦訳で、かつて日本で発禁処分となって大騒ぎになりました。 こちらは大学生の時分に読みました。 ありあまる金を持った4人の悪党が、 […]

映画『やわらかい手』

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正直言って「なんだこれ?」というのが感想です。 他の人はどう思ったのかなと思って検索したら、絶賛の嵐。 しかし主演女優のマリアンヌ・フェイスフルについてのお褒めが多く、映画自体の評価にバイアスがかかっているような気がしました。 若い頃のマリアンヌさん http://www.cinemacafe.net/news/cgi/release/2007/12/2956/ 例えて言うなら、私の嫁は福満しげゆ […]

映画『厨房で逢いましょう』

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レンタルDVDで映画『厨房で逢いましょう』を観た。 数をかぞえるのに「アイン、ツヴァイ、ドライ……」ってしゃべってたから、たぶんドイツ映画でしょう。 人付き合いの苦手な天才料理人グレゴアと、食い意地の張ったドあつかましいヒロインのエデン、そしてその夫クサヴァーのお話。 原タイトルは『EDEN』というくらいで、物語はまさにヒロイン・エデンの回りで流転する人々を描く。 本編を観てから予告編を観ると、そ […]

映画『初恋の来た道』

中国映画(中国・アメリカの合作)『初恋のきた道』を観た。チャン・ツィイーが、モンペ姿で井戸くみをしつつ、切ない恋をするという作品。 これは惜しい。 かなり惜しい。 一度見て脚本の問題点はほぼ列挙できたが、念のためもう一度、計2回見た。題材は良い。感動した。90分の上映時間の内、60分は泣けるといっても過言ではない。ちゃんと言っておくが、この映画は題材は良いのである。しかし脚本の処理に問題があるとい […]

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