上野国立博物館「黒田清輝特別展」
上野の国立博物館に行ってきました。 目当ては「黒田清輝特別展」。 美術館ではなく博物館で開催というのがポイント。 黒田清輝といえば「日本近代絵画の巨匠」「日本の西洋絵画の父」とか言われるわけですけど、現代の目で見ると技巧や構図でさほどの凄いものがあるわけではない。 割と平凡と言ってもいいと思います。 しかし黒田の絵は、まだ「西洋絵画」が全く理解されていない明治日本にその技術を持ち帰り、日本の美術行 […]
上野の国立博物館に行ってきました。 目当ては「黒田清輝特別展」。 美術館ではなく博物館で開催というのがポイント。 黒田清輝といえば「日本近代絵画の巨匠」「日本の西洋絵画の父」とか言われるわけですけど、現代の目で見ると技巧や構図でさほどの凄いものがあるわけではない。 割と平凡と言ってもいいと思います。 しかし黒田の絵は、まだ「西洋絵画」が全く理解されていない明治日本にその技術を持ち帰り、日本の美術行 […]
先週、IKEAで買った本棚が到着。1つ30キロ。日頃の運動不足を直撃し、ヒーヒー言いながら組み立てました。 背面に穴を開けて、ちゃんとコンセントも確保 本棚を増やしたのは「本のサイズに合わせた棚」を作りたかったから。本を読む極意は「すぐに読める」環境を作ること。 しかし本棚に下手なスペースがあると、別の本を重ねちゃうんですよね。 前後2段にしたり。すると奥にどんな本があったか分からなくなり、取り出 […]
登場人物全員が切れ目なく、めちゃくちゃにしゃべりまくるのが『ソーシャル・ネットワーク』っぽいな、IT企業をめぐる群像劇って自然にこうなるのかなと思っていたら、脚本がどちらもアーロン・ソーキンだった。 で、監督はあちらがデビッド・フィンチャー、こちらはダニー・ボイル。ダニー・ボイルは過去『スラムドッグ・ミリオネア』や『トレインスポッティング』の監督で、僕はこの人を「ハッタリ野郎」だと思ってきた。しか […]
福島第一・第二原発に行ってきました。8月にも現地入りしており、これで二度目。取材した写真も録音・録画データも膨大になっています。 通常は入れない区域へ。 サイトシミュレーター。増田さん(福島第一廃炉推進カンパニーCDO……つまり現在、フクイチの事故収束を仕切っている最高責任者)。合計すると軽く6時間以上、貴重なお話を伺いました。 福島第二の排気筒。実は今回の取材では、これが非常に、とっても重要。 […]
「ハナビスト」として有名な冴木一馬氏に誘われ、新潟県片貝町の奉納煙火「片貝まつり」を取材してきました。 片貝祭りの花火といえば、なんといっても世界一大きい「四尺玉」の花火です。 どこにでもありそうで意外と全て揃うことが少ないのに、ここ片貝祭りだったら味わえるものがあります。それは、◎神社◎大規模な露店◎打ち上げ花火という組み合わせ。人口4000人の町が、3日間だけ20万人もの観光客が訪れる大祭にな […]
7月30日から始まったBABYMETALのレディー・ガガ前座。ここ数日、大量のコピー動画を含めて、ファンカムがあふれるほどYoutubeにアップされていたが、だんだん少なくなってきた。 以前からBABYMETAL動画を漁っているとわかるが、アミューズが明確な意志をもってYoutube対策を行っているものと思われる。 というのも、BABYMETALについてアミューズは、Youtube音源をブロックす […]
16日はシネマズミントのサービスデー(1,000円)。というわけで観てきました。『風立ちぬ』の制作に追われるスタジオジブリをとらえたドキュメンタリー。 僕は宮崎駿の声が大好きです。俳優・声優でそういう人っていないですけど、宮崎駿の喉に何かからんだ低い声は、ずっと聞いてて飽きない。で、この作品は全編、宮崎駿がぶつぶつつぶやきます。たまりません。 以下、観てきたばかりの感想書きます。長いです。 宮崎駿 […]
昨日、隙間時間をついてレイトショーで観てきた。全編ミュージカル。ほぼ全てのセリフが歌詞になってる。 しかもその歌が別撮りじゃなくてライブレコーディング。どうやって録ってんだろ。 で、映画が始まってすぐに、「なんだか分からないけど、ものすごい迫力」に圧倒された。胸にせまるというか、鳥肌が立つというか。ミュージカル特有の不自然さや唐突さがあるんだけれども、そんなの気にしてられないくらいすごい。 恥ずか […]
前作『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』の続編となるビジネス・ライトノベル。 舞台は都内イタリアンのお店。 読み始めた時は「平凡な、あまり売れない店」だったものが、終盤では読者である私も「この店なら通ってみたい」と思わされるほどに変貌します。 問題は、どのように戦略を立てるべきか。 もちろん「ものすごく美味しい料理を作る」とか「めちゃくちゃ安くする」といった話ではありません。 今ある条件の中 […]
何かの話で聞いたんですけど、ロシア人というのは物語でも歌でも「母なる大地」というテーマを持ち出されると、思わず涙腺が決壊してしまうんだそうです。 日本人だと何だろう、「焼け野原からの復興」とか? で、おそらくですが、アメリカ人はこういう話(西部劇)がたまらんのだと思います。 乾いた、土臭い風の吹く南部の田舎町。 法治を尊重するが、そんなものが何の役にも立たない世界と隣り合わせ。 悪人を追って荒野を […]