はやぶさ君更新終了
2010年6月13日19時51分(日本時間)に「はやぶさ」は無事カプセルを分離し、同日22時51分頃には大気圏に突入しました。我々にカプセルを託した、はやぶさ君は、美しい流れ星になりました。
2010年6月17日00時00分(日本時間では、6月17日の09時00分)現在のはやぶさ君は、地球の大気に溶け込んでいます。
「今週のはやぶさ君」は、2010年6月17日の更新をもって終了いたします。
「はやぶさ」のカプセルに1mm以上の試料がなかったということが話題になってたようですが、本当に気にすべき部分は「回収したカプセルが無傷だった」ことでしょう。
回収できてないだろうなというのは、とっくに判ってたことです(ミネルバの発射も失敗してる)。
でも、着地時の振動でかけらや粉末程度は入っている可能性があると。
「はやぶさ」のカプセル回収 破損なし
今回の成功で判ったことは、数億キロ離れた外天体の物質を取り込んで回収することが現実的になったことです(イトカワまでの距離は3億キロ)。
月より遠い天体の物質を持ち帰る先鞭をつけたわけで、インドから香辛料買い付けたバスコ=ダ=ガマみたいなものです。
もしガマが香辛料を買えてなかったら、まだプトレマイオス地図使ってたような当時、
ポルトガル王にその大偉業を信じてもらえなかったかもしれない。
プトレマイオス地図の判らない人用
しかし現代になれば、インド航路を開拓したガマはすごい、というのは判るでしょう。
もちろん現在、「はやぶさ」の旅そのものを疑う人は普通いない。
カプセルに何も入ってなかったからといって、「行ってないんじゃないか」という発想はないはず。
宇宙開発には3つの方向があって、まず1つは地球監視(通常の人工衛星)、1つは有人活動(ISSなど)、そして最後の1つが無人探査。
日本は最後の無人探査で、世界の中から飛び抜けた状態になりました。
はやぶさ君は人類史上に残る大偉業を達成した。これは動かしようのない事実です。

