神戸市立博物館「古代ギリシャ展」
家族で観てきた。
しかし4才男子を連れて博物館というのは、なかなかの試練であった。
とにかく息子は展示物を見せても瞬時に飽き、走ったり大声をだそうとしたりする。
館内でちょっと声を出しただけでエコーが凄い。
途中でタコを描いた壺があったかと思うと、「タコ?タコ?足7本!え?8本?」みたいに騒ぐ。
一応、子ども的には声のボリュームを普段よりかなり下げてはくれているが……。
なだめすかし、抱っこをし、息子に通じるボキャブラリーを総動員(そこに剣があれば「一寸法師がチクチクしてたアレだよ」とか言ってみたりする)して、なんとかぎりぎり見物してきたのだった。
後半はずっと抱っこで誤魔化したが、体が大きくなっているのでこちらの肩がパンパンになった。
石版でつくった土地の売買契約書など、特に面白かったように感じた。
展示は紀元前6500年のエーゲ文明に始まって、最後はヘレニズム。
最後といっても、まだ紀元前100年くらい。
日本人がまだ「どんぐりよりお米の方が美味しいよ」「マジ?」とか言ってた頃、あちらでは大理石で精巧な人物像をつくっていたのだな。
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