御影公会堂のオムライス

御影公会堂のオムライス

神戸御影の公会堂。
見た目のモダンな感じから、おそらく昭和初期ぐらいに建てられたものでしょう。
阪神淡路大震災でも生き残った(壁はずいぶん剥がれ落ちたようですが)、立派な建物です。

映画『火垂るの墓』で、清太が冒頭いきなり死にますが、あれが三宮駅。
御影公会堂はその三宮から少し東、駅で言うと、
三宮──灘──六甲道──住吉
とあって、この六甲道と住吉の間くらいにあります。

作中、一面焼け野原になった神戸でぽつんと焼け残っていたのが、この公会堂です。
こちらの地下にオムライスで有名な食堂がありまして、先日行ってきました。

5人で行ったので、一番奥の席に案内されました。
ね、いい感じでしょ。

天井を見ると、おそらく震災で壊れた箇所を補修した跡がたくさんあります。
震災当日、私も神戸におりました。いろいろ思い出すなあー
で、メニューを見ると、オムライスには「一番人気!」みたいなことが書いてある。
2位がオムハヤシ。これを注文。
値段は忘れました。800~900円ぐらいだったと思います。

良いか悪いかと言えば、「良い」。かなり良い。
ただ、目の玉が飛び出るほど美味しいオムライス、というものに出会ったことはありません。
ある意味「安心」を買っているようなもので、とてもよろしいのではないかと思います。
右隣が注文した海老フライは、一口もらったらめちゃウマでした。

じゃあ海老フライ頼めばよかったじゃないかという話になりますが、逆に海老フライ注文して人のオムライスもらったら「もっとくれ!」と言ってたかもしれません。