完全なる報復
典型的復讐モノだと思ったら、全然違った。 なんと映画が始まって3分で家族を殺され、さらに冒頭30分で復讐完了。 えっ、話が終わっちゃうじゃん。どうすんのと驚くも、そこから怒涛の展開。 そもそも主人公は妻と娘を2人組の強盗に殺されたのだが、成績第一の検事が主犯と司法取引。 従犯を死刑として主犯をたったの禁固5年とした経緯がある。 しかし検事にも言い分はある。いわく違法収集証拠だった、失敗すれば2人と […]
典型的復讐モノだと思ったら、全然違った。 なんと映画が始まって3分で家族を殺され、さらに冒頭30分で復讐完了。 えっ、話が終わっちゃうじゃん。どうすんのと驚くも、そこから怒涛の展開。 そもそも主人公は妻と娘を2人組の強盗に殺されたのだが、成績第一の検事が主犯と司法取引。 従犯を死刑として主犯をたったの禁固5年とした経緯がある。 しかし検事にも言い分はある。いわく違法収集証拠だった、失敗すれば2人と […]
ひと組の夫婦の、破壊と再生というか。 本作は演出上イライラすることがあって、最たるは「黒い丸ワイプでシーンが切り替わる」こと(サザエさんのエンディングみたいなやつ)。 別に面白いシーンじゃないんですよ。暗くシリアスな場面でもそれをやる。変なの。 ただまあ、怒り泣きしてる最中でもお腹すいたな、とか、こいつ殺したいと思っていても同時に鼻毛がかゆい、とか、人間色々同時に考えることはあるわけで、ひとつの感 […]
島田紳助資産 800万円時計や5000万円の学生用マンション等 (NEWS ポストセブン) – Yahoo!ニュース 大きなお世話だろう。 人は自分の仕事は報われないと思うくせに、他人は巧くやって大儲けしていると信じて疑わない。 プロの実業家かと書くが、余った金で不動産を買っただけだ。 ビルが2棟で4億とか、豪邸を7億円で買って5000万円で売るだとか、それのどこが「プロ」か。 かつて […]
第二次大戦前夜、吃音に悩む英国王ジョージ6世が自らの悩みを克服するまでを描いた実話。 演説が苦手な英国王。 そこに言語聴覚士ライオネルが寄り添う。 何年もの苦闘を経て、立ちはだかるのがヒトラー。演説の天才です。さあ、どうする。 これは形を変えた「ロッキー」でした。 発音練習の特訓姿など、まさに彷彿とさせます。 目標に向かって突き進む人間の姿というのは、それだけでいいものですね。 映画冒頭からラスト […]
「老後の備え失った」 安愚楽牧場の出資者怒り 鹿児島で説明会 / 西日本新聞 nishinippon.co.jp 昔から思ってるんですが、ねずみ講というのは数十年も前から絶え間なく起きていることなのに、 いつまでたってもだまされる人がいるのはどうしてでしょうか。 年1割の配当を払うには、胴元はそれ以上を稼がねばなりません。 そんなに稼げるなら人から集める必要はないでしょう。 そしてもうひとつ、なぜ […]
僕はこういう「小屋」を描くお話が大好きです。 緞帳が上がり、暗い舞台裏から照明の輝く表舞台へ。 ハレーションの隙間に見える観客の顔。 今日やってきた観客たちが喜ぶかどうかが評価の全て。 この恐怖を耐えきるには、常人ではいられない。 けれどもちろん、劇場を出れば普通に生きる生活人でもある。 パリの下町。人民戦線が出てくるから、1900年代前半かな? そこの劇場が不況とストで閉じてしまう。 必要なのは […]
アイオワの田舎でくすぶってたクリスティーナ・アギレラが、華やかな舞台を夢見てハリウッドに来て、 シェールの経営するラウンジ「バーレスク」でその才能を開花させる!というお話。 こういうショービジネスものって、昔はもっと理不尽な意地悪なんかで主人公を追いつめて、 周囲はみんな主人公の敵、ひとりくらい理解者がいてもいいけど、常には助けない。 そんな状況を耐えて耐えて、最後にやっと認められるという展開が普 […]
ロンドン首都警察に勤める主人公は、あまりの有能さゆえ上司に疎まれ、田舎町サンドフォードに飛ばされる。 そこで待っていたのはやる気のない同僚たちと、どこかおかしい村の人々。 主人公は周囲となじめず浮いた存在となっていくが、次第に村の恐ろしい秘密が明らかに、というお話。 妙にスピーディな編集で、変わった作品だなーっと思って見てたら、これが意外にめちゃくちゃ面白い。 この2ヶ月で観てきた映画の中でも1、 […]
看護師の主人公は、妻と娘・息子に恵まれ幸せな日々。 元CIAの義父との関係も落ち着いてきた。 しかし製薬会社の女性に勃起不全薬の売り込みをかけられ誤解をうけ、義父と主人公が再び対決!というお話。 非常に安定感のあるコメディ。しかし観た時期が悪かった。 本作は「巨大な穴に落ちる」「誤って砂で生き埋め」というシーンがある。 ちょうど本邦では「落とし穴生き埋め事件」という不可思議な事故(事件)が起きた。 […]
2004年夏。バグダッド郊外。 アメリカ軍爆弾処理班の若者3人の38日間の任務を描く。 明確で筋道だった物語はなく、「戦争モノ」というより「戦争」を描こうとしたのかな、というのが率直な感想。 通常、物語では「その現場に放り込まれた人間は、何を感じるか」が大きな焦点となる。 だから、普通は知らない仕事や場所というのは、それだけで魅力になる。 「現場」の最たるものが戦争で、そこに行った者にしか判らない […]