第4回AJC勉強会

第4回AJC勉強会

今日は2019年最初のAJC関西勉強会。兵庫県私学会館です。約30名のお越しをいただきました。
内容としては、株式会社ラシク代表取締役の服部悠太先生による「成功する究極の大学受験指導」、また淡路雅夫先生(浅野中高等学校元校長、淡路子育て支援教育研究所)による「男女の『性差』を考える指導が子どもを伸ばす」と題したご講演をいただきました。

服部先生からは学習塾の現状分析と、学習の「見える化(現在と目標までの能力差、具体的な個別計画、学力の成長などの視覚化)」、これからの塾経営の戦略立案についてお話をいただきました。これまで業界が強みとしてきたことのコモディティ化が進む中で各塾にできることは何かについて、非常に明快かつ現実的でありながら未来に向けた希望を持てるお話でした。

淡路先生からは、求められている能力の変化傾向と男女の意識・行動の特徴や、子供たちとのコミュニケーションをどう取ればいいのか。さらに男子・女子で異なる特性(どこに生きがいを感じるのか、何を認めてほしいのか等)をどう捉えるか。塾・学校はどう対応するかを生徒・保護者とのエピソードを例に挙げながらのご講演で、たとえば「男子生徒を育てるには、まず母親を育てなければならない」といったお話はなるほどなあ、と思いました。

服部先生も淡路先生も強調しておられたのは、いわば「コーチング力」の大切さで、人と人のつながりにどう目を向けるか、相手のニーズをいち早くとらえてどう導くか、ということが重要と認識させてもらえました。ありがとうございました。