青山学院大学「スポーツアドミニストレーション論」
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ASC叢書第2巻「スポーツアドミニストレーション論」。6月30日発売。
青山学院大学経営学部で行われた寄付講座2年分をまとめたものです。
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スポーツをビジネスサイドから支える各分野の専門家が深掘りし、現場ならではの理想と現実をおりまぜた骨太な話ばかりです。
正直な感想を言うと、やはりプロスポーツの王はアメリカであり、裾野に至るまでしっかりと生態系を作りあげてるんだなと。
(これには「アメリカはスポーツ好きだもん」みたいな反論は通用しない。たとえば野球で見ると、1990年代までの収益は実は日米でさほど大きな開きがない。しかしその後20年余で10倍まで開いた)
これは選手ひとりひとりががんばって盛り上げてどうにかなる問題ではなく、小中高大のスポーツコミュニティやパラスポーツへの支援を含めて、日本はまだまだ「運動ごとき勝手にやっとれ」的な部分が多く、ハコばかり作ってそこにどんな戦略を込めるかという視点がない。
それ自体は多くの人が気付いてることで、対する答えを見出してる日本人も少なからずいて、それぞれに奮闘しておられる。
しかしそれらを知って支える総意が少ないために、経済活動としても地域振興としても実はものすごくもったいないことになってるんだなあと感じました。
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