レビュー

1/13ページ

学習としての「ローマの休日」

映画は映画として純粋に楽しむといいんですが、起承転結とか序破急といった、物語の「構造」を勉強するのにいい映画というのもあります。 そのひとつが「ローマの休日」。 脚本はドルトン・トランボ。 DVDでは修正されていますが、映画公開時のクレジットは「イアン・ハンター」でした。 当時アメリカでは、マッカーシーによる「レッドパージ(赤狩り)」という思想弾圧がありました。 要は「アメリカから共産主義者を追放 […]

古代ローマ旅行ガイド

先日買った中の一冊。 タイトル通り、2000年前のローマ帝国を旅行するためのガイドブック。 観光地のみどころ、宿の取り方、ショッピング、遠方への送金、地域の名物料理など。 一般的な旅行ガイドと同じく、巻末は「旅行中、よく使いそうな会話」をラテン語で一覧にしてくれているので、いつタイムスリップしても安心である。 最初に驚いたのは、やっぱり「遠方への送金」だ。 旅行にはお金が必要だが、当時は紙幣などな […]

100年前の写真で見る 世界の民族衣装

衣装を集めるだけなら今でもできるが、重要なのは「着こなせている」かどうか。今から100年前は1910年代。第一次世界大戦の前後(1914〜1917)。 この大戦は、チャーチルが言う「戦争からきらめきと魔術的な美がついに奪い取られた」戦いだった。 逆に言えば、大戦の始まりにはまだ「アレキサンダーやシーザー やナポレオンが兵士達と共に危険を分かち合い、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する」ような戦い […]

役に立たないが最高に面白い「トルコ料理」

妻がトルコ料理をやろうと図書館で検索し、名前だけで「ワールドクッキング・トルコ料理」という本を借りてきた。 ところが、いきなり冒頭から15ページにわたってトルコ民族の歴史について解説が始まり、続いて子ヤギの解体手順を懇切丁寧に4ページにわたってグラビアで紹介するなどの遊牧生活のレポート。さらにヒゲ男だらけのバザールの様子などが延々続き、ちっとも具体的な料理の話をしない(笑)。 実に丁寧な写真解説つ […]

日本人役者の演技について

NO IMAGE

日本のドラマや映画に出てくる役者は何故あんなに演技が下手なのだろうか。基本的に日本の役者は皆「\演技中です/」というマークを頭上に出っぱなしでセリフを喋っている。日本の役者の演技が酷すぎる。 https://anond.hatelabo.jp/20180821141938 このことについては、『シン・ゴジラ』を観たときにも書いた。舞台で見る日本人俳優は下手に見えないが、邦画で見る日本人俳優は大体下 […]

カメラを止めるな!

やっと観た。みんなが「まっさらな状態で観ろ」というので、しっかり守って、予告編も公式サイトの説明もチラシも一切視界から追い出して、何も分からないまま鑑賞。 結果、良かった。とても良かった。冒頭5分くらいで、「あれっ、これワンカットか?」と気付いて、「まだ繋いでる、まだ繋いでる」と、勝手に手に汗握っていた。我ながら見事に監督の狙い通りの観客だったはず(笑)。 中盤からは笑いの連続。劇場中で何度も爆笑 […]

ジュラシックワールド 炎の王国

昨日、『ジュラシックワールド/炎の王国』観てきました。前作までの「テーマパーク感」はなく、後半まさかの邸宅での屋内戦闘とは驚き。 スピルバーグは監督じゃなくてエグゼクティブプロデューサーでしたけど、いつものスピルバーグ演出は健在!でした。 (何かとんでもないものを見るとき、必ず人の足元からカメラを寄せて、振り向いて「な、なんじゃこりゃあああ」という顔のアップをさせてから正体を映すアレ)

国立博物館「アラビアの道」

その前に朝6時半、中目黒・青葉台、旧イエローハット本社前の桜並木。 上野で打ち合わせの待ち時間に、国立博物館「アラビアの道」へ。写真はいずれも墓碑(撮影OK)。順番に紀元前3世紀、9世紀、16世紀。 左はハサー文字というもので、現在のアラビア文字と比べると、洗練度はないがすごく読みやすそうな感じではある。ちなみに表意文字ではなく、アルファベット(表音文字)。 アラビア文字が正統となり、装飾され、そ […]

梅小路の京都鉄道博物館

梅小路の京都鉄道博物館に行ってきた。行楽日和の休日だから大混雑を覚悟していたが、ほどほどといったところでいつも通り運が良い。 とりあえず館内は本物の列車がいっぱい。たまに運転席に座れる列車あり。切符の券売機があって、切符を購入(無料)すると改札が通れる。改札はスケルトンで中の機構が見える。さらにSLのスタンプを押してもらえる。 1F奥にはSL機関車の転車場。機関車がずらり並んでる。菊のご紋の入った […]

クリストファー・ノーラン『ダンケルク』

ありがとうノーラン。こういうのが観たかった。 人々が、勝ち負けだけでなく現在の状況すら訳も分からず右往左往させられ、生き死にを決めるのは強さでも決断力でもなく「運」。そういう異常な極限状態をすぐ近くで見せてもらっている。そんな感覚。同じノーランでも、『インターステラ』などとは全く質の異なる作品。なんというか、「物語」はあるんだけど「脚本」がないというか。 上映時間150分越えは当たり前のノーラン作 […]

1 13