洋画

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イースタン・プロミス

ロンドンの病院に運びこまれる身元不明のロシア人少女。 少女は出産して息を引き取る。 助産師アンナは少女の日記を頼りに彼女の身元を割り出そうとするうち、 ロシアン・マフィアの運転手を務めるニコライと出会う、というお話。 ヨーロッパのやくざ映画と言おうか。 「ロンドン番外地」とか「ヨーロッパ残侠伝」とかつけるといいのかな。それじゃ観ないか。 全編、主人公ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)の男の魅力が爆発 […]

銀河ヒッチハイク・ガイド

以前から、何かと「人生、宇宙、すべての答え。それは42」という言葉が各種のパロディなどなどにあらわれて気になっていたにも係わらず、元ネタになっている原作を読まずじまいだったので観た。 地球が銀河ハイウェイの建設予定地に当たり、宇宙人が急にやってきて地球を取り壊し。 その公示はアルファ・ケンタウリの出張所に50年前から掲示されていたそうで、見てない地球人が悪い(笑)。 結局地球は破滅。主人公は最後の […]

レクイエム・フォー・ドリーム

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これはいい映画。 ドラッグの恐ろしさを真正面から見せて、もちろんハッピーエンドになんてなりようのないお話。 もちろん最初は楽しい。うまく行く。 けれど楽な快感を求めて中毒になって、人生ろくでもなくなるよと教えてくれる作品です。 自分はもっと光り輝く、幸せな、すばらしい日々を送るはずだった、 そう思っていても現実はそうじゃない。 ひとついいことがあれば、ふたつくらい悩みがついてくる。 時には悩みだけ […]

ウォール・ストリート

冷酷非情なコン・ゲーム。天才たちの頭脳を賭けた頂上決戦。 人智をこえた金融工学による予測不能なマネーゲーム。 そういうのはひとつもありません。 「ソーシャル・ネットワーク」みたいなわくわく感はなかったです。 なんだろう。オムライスのような、幕の内弁当のような、コロッケのような。 けして突き抜けるような味にはならないメニュー(これは僕の偏見)というか。 ただマイケル・ダグラスの「俳優力」はさすがで、 […]

完全なる報復

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典型的復讐モノだと思ったら、全然違った。 なんと映画が始まって3分で家族を殺され、さらに冒頭30分で復讐完了。 えっ、話が終わっちゃうじゃん。どうすんのと驚くも、そこから怒涛の展開。 そもそも主人公は妻と娘を2人組の強盗に殺されたのだが、成績第一の検事が主犯と司法取引。 従犯を死刑として主犯をたったの禁固5年とした経緯がある。 しかし検事にも言い分はある。いわく違法収集証拠だった、失敗すれば2人と […]

英国王のスピーチ

第二次大戦前夜、吃音に悩む英国王ジョージ6世が自らの悩みを克服するまでを描いた実話。 演説が苦手な英国王。 そこに言語聴覚士ライオネルが寄り添う。 何年もの苦闘を経て、立ちはだかるのがヒトラー。演説の天才です。さあ、どうする。 これは形を変えた「ロッキー」でした。 発音練習の特訓姿など、まさに彷彿とさせます。 目標に向かって突き進む人間の姿というのは、それだけでいいものですね。 映画冒頭からラスト […]

幸せはシャンソニア劇場から

僕はこういう「小屋」を描くお話が大好きです。 緞帳が上がり、暗い舞台裏から照明の輝く表舞台へ。 ハレーションの隙間に見える観客の顔。 今日やってきた観客たちが喜ぶかどうかが評価の全て。 この恐怖を耐えきるには、常人ではいられない。 けれどもちろん、劇場を出れば普通に生きる生活人でもある。 パリの下町。人民戦線が出てくるから、1900年代前半かな? そこの劇場が不況とストで閉じてしまう。 必要なのは […]

バーレスク

アイオワの田舎でくすぶってたクリスティーナ・アギレラが、華やかな舞台を夢見てハリウッドに来て、 シェールの経営するラウンジ「バーレスク」でその才能を開花させる!というお話。 こういうショービジネスものって、昔はもっと理不尽な意地悪なんかで主人公を追いつめて、 周囲はみんな主人公の敵、ひとりくらい理解者がいてもいいけど、常には助けない。 そんな状況を耐えて耐えて、最後にやっと認められるという展開が普 […]

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!

ロンドン首都警察に勤める主人公は、あまりの有能さゆえ上司に疎まれ、田舎町サンドフォードに飛ばされる。 そこで待っていたのはやる気のない同僚たちと、どこかおかしい村の人々。 主人公は周囲となじめず浮いた存在となっていくが、次第に村の恐ろしい秘密が明らかに、というお話。 妙にスピーディな編集で、変わった作品だなーっと思って見てたら、これが意外にめちゃくちゃ面白い。 この2ヶ月で観てきた映画の中でも1、 […]

8月に観た映画まとめ

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8月分は以下。 ハート・ロッカー 2004年夏。バグダッド郊外。アメリカ軍爆弾処理班の若者3人の38日間の任務を描く。 明確で筋道だった物語はなく、「戦争モノ」というより「戦争」を描こうとしたのかな、というのが率直な感想です。 通常、物語では「その現場に放り込まれた人間は、何を感じるか」が大きな焦点となります。ですから、普通は知らない仕事や場所というのは、それだけで魅力になる。その「現場」の最たる […]

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