乳幼児連れのパリ旅行9(3日め・セーヌ川)

乳幼児連れのパリ旅行9(3日め・セーヌ川)

前回の続き
サント・シャペルを観た後、適当にタクシーを拾ってセーヌ川沿いに西へ移動。
目的地はアルマ橋のたもとにある「バトー・ムーシュ(Bateaux Mouches)」の乗り場だ。
 

乗り場の入口
チケットを買う

ここからセーヌ川をゆく観光遊覧船に乗る。
ベビーカーのままで乗船OK。
私たちは乳幼児連れだから明るい時間に乗ったが、カップルの方々あるいは夫婦2人などであればディナークルーズがいいらしい。

船には、屋根のある船内と外の甲板の両方に座席がある。移動は自由だ。
 

この遊覧船で見える有名所は、エッフェル塔、ノートルダム寺院、アレクサンドル三世橋、ポン・ヌフ、オルセー美術館、ルーヴル美術館、廃兵院(アンヴァリッド)など。
どれも建造物としてとても素晴らしく、アレクサンドル三世橋(Pont Alexandre III)は世界一美しい橋じゃないかと思う。
 

アレクサンドル三世橋

1900年に開催されたパリ万国博に合わせてロシア皇帝が寄贈したもので、左岸のアンヴァリッドと右岸のグラン・パレを結ぶ形で架かっている。
グラン・パレは当時の展覧会場として建てられたもので、現在は美術館(国立グランパレ美術館、科学技術博物館)として使用されている。

しかし今回、私にとって最重要だったのはノートルダム寺院である。
火災のために入場どころか近寄ることすら禁止されているため、遊覧船から観るのが最接近できる手段だったからだ。
 

外はけっこう風が強く、肌寒い

ノートルダムは、セーヌ川の中州であるシテ島に建っている。
古代、ここにパリシイ族が住んでいたことが、後に「パリ」という地名につながった(その記録はカエサルの『ガリア戦記』にもある)。
市民(citizen)という言葉の語源は、「シテ島に住む者」(古仏語でciteain。シトワイヤン)がその由来であり、狭い島で協力しあって生活したことにちなんでいる。
だから「市民・シチズン」には住民というだけでなく、「主権を持って自治を行う構成員」というニュアンスがあるわけだ。
 

ノートルダムに近づいてきた

このとき、ノートルダム周辺は完全に封鎖されており、関係者以外は立ち入り禁止であった。
しかも大聖堂から数百メートル離れた地点で封鎖してあるため、写真に撮ることすらできない。全ての道路にゲートが設けられ、武装警官が出入りする者を全てチェックしていた。
 

再建中のノートルダム

再建されたノートルダム大聖堂を見る機会はあるだろうか?
そしてそれは何年後の話なのだろう。