乳幼児連れのパリ旅行8(3日め・サントシャペル)

乳幼児連れのパリ旅行8(3日め・サントシャペル)

3日め夕方。
結局、オルセー美術館で朝から午後まで過ごしたわけだが、その後サント・シャペル(Sainte-Chapelle)に行くことにした。
本当はノートルダム大聖堂を観たかったのだが、ちょうど旅行直前に起きた大火災で閉鎖されてしまっていた。

ノートルダム大聖堂の火災、朝までに鎮圧 尖塔と屋根が崩落
2019年04月16日
ノートルダム大聖堂の塔が落ちた瞬間、集まった人たちが息を呑んだ
フランス・パリ中心部にあるノートルダム大聖堂で15日夕に発生した大規模な火災は、16日未明、発生から約9時間後にほぼ消し止められた。2棟の塔など大聖堂の主要な構造は焼失を免れたが、尖塔と屋根が崩落した。

https://www.bbc.com/japanese/47943194

そこでノートルダムに次いでパリで2番目に大きい教会である「サント・シャペル」に来たのである。
「ゴシック建築の最高峰」「聖なる宝石箱」とも称えられる教会だ。
 

サント・シャペルはパリ中心部、シテ島の裁判所の隣に建っている。意外と目立たないたたずまいで、入口はさらに目立たないところにある。
 

入口。行列がなければ気づかないところだった

中に入るとすぐに教会の建物……ではなく、さらに建物の脇をぐるっと回っていかないといけない。ここでもずっと行列が続いている。
しかし列の先頭まで行ってみると、並んでいるのはチケット購入列である。

サント・シャペルはミュージアムパスが使えるから、並ばずにすいすい入れる。
このことに気づかないと延々と並ぶ羽目になるので要注意。
 

チケットのない人は左側で並ぶが、パスを持っている人は右側から入場できる

中に入ると、1階は礼拝堂になっている。
ここにステンドグラスはない。
そしてとても暗い。
ただしよく見ると天井画、柱のアーチ、床の細工などいずれも美しい。
 

かなり明度を上げてます
売店が並んでいる
礼拝堂の一番奥

さて、2階にある「パリ最古」だというステンドグラスを観に行く。
礼拝堂が薄暗いのでなかなか分からないのだが、建物に入ってすぐ左に小さならせん階段があって、そちらから上がるのである(階段そのものは両脇にあるのだが一方通行になっていて、片側が登り、片側が下りになっている)。
すごく狭い階段なので見落としやすい。
 

階段をのぼる
上がると人でいっぱい

この妙な造りは、1階部分が召使いのための礼拝堂、2階部分がは王とその家族専用の礼拝堂だったということらしい。
なるほど、だから1階はよくできているとはいえ天井が低くて圧迫感があったのだな。
2階の天井はめちゃくちゃ高い。面積は約600平方メートル。開放感がすごい。

ステンドグラスの図柄にはすべて意味があり、創世記からキリスト復活までの物語を再現しているとのこと。
 

最初入ったときはステンドグラスの基調色となっている青の印象が強く、「こちらもなかなか暗いな」と思っていたのだが、日光の入る角度や強さによって刻一刻と表情が変わる。
ちょうど「バラ窓」を見上げたときにサアッと光が差し込み、礼拝堂全体が黄金色に輝いて大きな歓声が上がった。
 

キラキラと輝くバラ窓

まさに眼福。いいものを観たなあ。
(つづく)